補聴器を使っても聞こえないときの原因と対処法を解説|調整不良・電池切れのせいかも
補聴器を使っても聞こえないのには理由がある
補聴器を使っても、絶対に聞こえが改善されるとは限りません。それは、人によって聞き取れていると感じる度合いが異なっていたり、いる場所によって聞き取れる音に違いがあったりするためです。
「音が聞こえない」と「言葉が聞き取れない」がある
補聴器を使っていて音が聞こえないと感じるとき、「音が聞こえない」場合と、音は聞こえていても「言葉として聞き取れない」場合の、2つの「聞こえない」が存在します。
高齢になると、小さな声・大きな声・カ行・サ行・タ行・パ行の音などは、聞き取りにくくなります。にぎやかな場所など、雑音の多い場所での会話も聞き取れないことが多いです。
補聴器を使っても聞こえない4つの代表例
補聴器を使っても聞こえないときの4つの代表例を紹介します。
・補聴器からの音がまったく聞こえない
・初めて調整(フィッティング)したときよりも、音が聞こえなくなった
・周囲の音など、雑音が大きくて話し声が聞こえない
・音は聞こえているが、言葉がはっきりと聞き取れない
補聴器を使っても音が聞こえない8つの原因と対処法
補聴器を使っても音が聞こえないと感じるときの、原因と対処法について解説します。
補聴器から聞こえる音に慣れていない
補聴器の使い始めには、聞こえる音に慣れていないために、聞こえる音に違和感を覚えることがあります。
聞こえる音が大き過ぎる、雑音が気になるなど、聞こえていなかった音が聞こえることで、かえって聞こえにくいと感じるようです。
短時間の装用から始め、少しずつ装用時間を増やすことで、補聴器の音に慣れれば、聞こえやすくなるでしょう。
音が聞こえないことに脳が慣れてしまっている
音が聞こえないことに脳が慣れてしまっている場合、補聴器を使うことで音を脳に聞かせても、脳が雑音としか認識できず、不快に感じることがあります。
年齢などの原因で、音が聞こえにくくなるのは、脳が認識しなくなる音の存在が原因の場合がありそうです。
補聴器を毎日装用することで、少しずつ脳が音を認識できるようになれば、聞こえやすくなるでしょう。
補聴器の音の調整が適していない
補聴器の音の調整(フィッティング)が適していないと、音が聞こえにくくなることがあります。
購入時には、あらゆる音が大きく聞こえるので、聞こえる音を小さめに調整(フィッティング)してあることが一般的です。慣れてくると補聴器から出る音を小さいと感じるようになります。
購入時の調整(フィッティング)のままにしておくのではなく、聴力に合わせて調整(フィッティング)し直しましょう。
周囲の音も大きく聞こえるため話し声が聞こえない
静かな室内と雑踏のなかでは、聞こえる音が異なり、周囲の音が大きな場所では、話し声が聞こえない場合があります。
補聴器の搭載機能にもよりますが、周囲がにぎやかな場所では、必要以上に補聴器が音を拾うため、会話が聞こえにくくなるようです。
補聴器を継続して装用することで、脳が雑音を認識するようになれば、必要のない雑音は聞こえにくくなるでしょう。
補聴器が汚れている
補聴器を使っていると、補聴器に耳垢がつまったり、湿気がこもったりすることにより、故障につながる可能性があります。
毎晩、使用後に乾燥ケースで保管するなど、日々の手入れが必要です。
補聴器の専門店で、耳垢などの掃除を定期的に行うなど、日常のメンテナンスを習慣づけるようにしましょう。
電池・充電が切れている
補聴器の電池・充電が切れているために、音が聞こえない可能性があります。
交換式の電池を使っている場合は、電池が切れるか、電池のプラスとマイナスを入れ間違えている場合は、音が聞こえません。充電式の電池の場合は、充電が切れると使えません。
補聴器を装用していないときも、放電されて電池が消耗するので、気をつけましょう。
両耳とも難聴の可能性があるにもかかわらず、片耳しか補聴器を使っていない
両耳ともに聞こえにくくなっているのに、片耳しか補聴器を使っていない場合は、聞こえにくいと感じることがあります。
耳は目と同様、左右のバランスで音を聞き取るため、片耳だけ大きな音が聞こえると、脳が上手く音を聞き取れなくなるようです。
また、補聴器をつけていない耳の聴力が低下することもあるため、両耳に装用することをおすすめします。
補聴器には限界がある
補聴器には限界があります。難聴が悪化した場合は、使用している補聴器が充分な役目を果たせていない可能性があるため、病院で検査を受けましょう。
また、補聴器自体にも寿命があり、製品の対応年数は5年といわれているため、ご自身や購入店での点検を定期的に行いましょう。
補聴器を使っても言葉が聞き取りにくい原因と対処法
補聴器を使っても言葉が聞き取りにくい原因として、補聴器を使いこなせていないのではなく、購入したころの聴力と現在の聴力が異なっている可能性があります。ここでは、聴力の衰えなどの原因と対処法について解説します。
感音性難聴の可能性がある
音は聞こえているが、言葉として聞き取れない場合、感音性難聴の可能性があります。
感音性難聴とは、音が小さく聞こえる、不明瞭に聞こえるなどの理由で、音は聞こえるが、言葉として認識できないことが特徴の難聴です。
加齢性難聴もこれに含まれます。補聴器の調整(フィッティング)をしても、言葉が聞き取れない場合は、病院で検査を受けましょう。
難聴が進んでいる可能性がある
補聴器を使い始めたときよりも、難聴が進んでいる可能性があります。
加齢や、ヘッドホンの使い過ぎなどにより、聴力は低下します。耳自体に問題が起きている可能性もあります。必ず病院で検査してもらいましょう。
補聴器を使っても聞こえないときにやるべき5つのこと
補聴器を使っても聞こえないときに試してみるべき5つのことについて解説します。色々試しても聞こえが改善されないときは、専門店に相談するか、病院で検査を受けることをおすすめします。
補聴器を自分の聴力に合わせて再調整する
補聴器は、自分の聴力に合うように、音質・音量をバランスよく調整(フィッティング)できます。
現在の自分の聴力で快適に聞き取れるように、必ず再調整(フィッティング)してもらいましょう。
調整(フィッティング)が合わなくなった場合は、販売店に相談したり、ご自身で調整が可能な補聴器であれば、再調整することをおすすめします。
補聴器からの聞こえを習慣づける
補聴器からの聞こえを習慣づけることが大切です。補聴器の装用し始めは、上手に音を聞き取れないことが多いです。
始めは違和感があることも多く、完璧な調整(フィッティング)は難しいです。習慣づけることで聞き取れるようになるため、毎日装用を続けることが大切です。
ご自宅で毎日の手入れを欠かさない
補聴器が汚れると故障の原因につながるため、使用後は必ず乾燥させるなど、毎日の手入れを欠かさないことが大切です。
補聴器のタイプによって手入れ方法(メンテナンス)が異なるため、取扱説明書を読むか、販売店で教えてもらいましょう。
定期的にメンテナンスをする
自分で定期的にお手入れをきちんとしたうえで、専門的な箇所については販売店に相談してましょう。メンテナンス時に、補聴器の細かな掃除方法や、使い方などの不明点へのアドバイスもお願いしましょう。
病院で検査を受ける
補聴器をつけても聞こえない原因が、補聴器ではなく、ご自身にあるかもしれないため、必ず病院で検査を受けましょう。
病院での検査時には、補聴器の装用時と、装用していないときの両方の聴力検査を受けることをおすすめします。
補聴器購入前にも、検査は必ず受けておきましょう。
まとめ
補聴器を使っても聞こえない理由としては、補聴器に慣れていない、調整(フィッティング)ができていない、難聴が進んでいるなどがあげられます。
補聴器からの声を聞き取りにくいと感じたら、販売店などにメンテナンスの相談や依頼をしてみましょう。病院での耳の検査も、定期的に受診することをおすすめします。
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