【補聴器の寿命はどのくらい?】寿命の目安や補聴器のメリット、選び方についても解説

補聴器の寿命はどのくらい?|寿命の目安や補聴器のメリット、選び方についても解説

補聴器の寿命の目安は「5年」

一般的に、補聴器の寿命は5年程度と言われています。使う頻度や使い方次第で寿命は変化しますが、9割以上の人が10年以内に買い替えているようです。耐用期間が5年と謳っているメーカーもあります。

5年経たなくても補聴器が故障する場合もあるため、5年という寿命は1つの目安として覚えておくとよいでしょう。より長い期間使うためには、使用後は毎日清掃し、よく乾燥させるなどのメンテナンスを行うことが必要です。

補聴器の保証期間

補聴器のメーカー保証は購入した機種によって異なりますが、1~3年程度の保証期間を設けている場合がほとんどです。保証期間内であっても、水没したり踏んでしまったり、過失がある破損の修理は有料になります。
しかし、自然故障の修理は無料です。

補聴器が故障したら、まずは購入した補聴器店に相談するとよいでしょう。

補聴器の買い替えを検討するタイミング

補聴器を買い替えるタイミングの目安はあるのでしょうか。
ここでは、検討するタイミングを解説します。

自分の聴力に合わなくなった

聴力は、多くの場合、年齢と共に低下します。自身の聞こえに合った出力が出せない補聴器では、聞こえの状態をよくすることはできません。
音量の調節や再度フィッティングをうけることによって調整(フィッティング)は可能ですが、機種によって限界はあります。自分の聴力と補聴器が合わないと感じたら、現在の聴力に合った補聴器への買い替えを検討しましょう。

生活スタイルが変化した

就職活動や転職活動、結婚や新しい趣味に挑戦するといった生活スタイルの変化は、補聴器を買い替えるタイミングの1つです。
例えば、にぎやかな生活環境での使用がメインになる場合、騒がしい環境にも適した補聴器が求められる可能性があります。形状や機能面、デザインにおいても、生活スタイルによってニーズは変化するでしょう。

修理用パーツが無くなった

販売終了している補聴器は修理用パーツがない場合が多く、修理できない可能性が高くなります。
一般的に、販売終了から5年でメーカーはパーツを持たなくなります。そのため、パーツがない補聴器は買い替えが必要です。

多機能の新機種が発表された

補聴器の技術は日々進化しているため、新機能を搭載したものが次々に発表されます。
騒音抑制機能や自動音量調整機能など、自身のニーズに合った機能を求めるのであれば、買い替えを検討するタイミングです。調整(フィッティング)を繰り返しても聴力に合わなくなった場合は、よりよい性能の新機種に替えるのがよいでしょう。

補聴器が故障した

補聴器の買い替えを検討するタイミングの多くが補聴器の故障です。
異音や雑音が発生したり、動作不良が起こったり、破損しても修理が不可能な状態である場合、買い替えは必須となります。
修理すれば使える可能性もありますが、頻繁に故障すると修理金額も高くなるため、寿命だと考えて買い替えを検討しましょう。

自分に合った補聴器の選び方

補聴器は、聴力や目的、耳の形など、自分に合うものを見つけることが大切です。
ここでは、補聴器の選び方を解説します。

「形状」で選ぶ

補聴器の形状は「耳かけ型」と「耳あな型」があります。
それぞれ2パターンに分かれていて、大まかに分類すると合計4種類あります。

耳あな型は、耳の奥まで入る超小型(IICやCIC)と、超小型よりもやや大きい小型サイズ(ITE)があります。

耳かけ型は、本体を耳の後ろにかける標準の耳かけ型補聴器と、音が出る部分(レシーバー)が耳の中に入るRICタイプの2パターンです。形状によって見た目や取り扱い方法が異なるため、自分に合うものを見つけましょう。

「目的」や「性能」で選ぶ

補聴器は、目的によって必要な性能が異なります。
テレビの音を快適に聞けるものや、日常的な会話で使用できるものなど、どのような目的で使いたいか決めておきましょう。目的に合った性能の補聴器を選ぶことは重要です。

「予算」で選ぶ

補聴器は、片耳3〜50万円以上と値段の幅が広くなっています。
高額の補聴器は高性能ですが、約5年で買い替えが必要な点を考えると、予算の想定は無理のない範囲で決めるのがポイントです。

加齢性難聴の場合、両耳装用の方が効果的であるため、予算内で両耳装用を検討する必要があるでしょう。

補聴器を長持ちさせる5つのポイント

補聴器の寿命は約5年ですが、できるだけ長持ちさせたいと思います。
ここでは、長く使うための5つの方法を解説します。

1.水や湿気に注意する

補聴器は精密機器なので、水や湿気に弱くデリケートです。
防水機能が備わっている補聴器もありますが、完全防水ではないので、常に水や湿気には注意する必要があります。
水の中に落とすことはもちろん、突然の雨や汗も補聴器にとっては大敵です。使用後に、乾燥機や乾燥ケースでしっかりと乾燥させましょう。

2.衝撃を与えないようにする

精密機器である補聴器は、強い衝撃にも弱いため、誤って落としたり、踏んだりしないように、扱いには細心の注意が必要になります。
本体が小さいため、外した際の置き場所を決め、習慣化しておくと安心です。

3.高温の場所に放置しない

補聴器を長持ちさせるには、高温にも注意しましょう。
夏の車内に放置したり、冬の暖房のそばに放置したり、高温になる環境は避ける必要があります。
一方で冬は結露が発生する可能性があるため、乾燥ケースで湿気を取り除くことがポイントです。

4.日常的なお手入れで清潔に保つ

補聴器は耳に直接装用するため、耳垢や汗の汚れが付着します。
そのままの状態で使用を続けると、サビや目詰まり、音が聞こえにくいなどの不具合につながる可能性があります。
補聴器の使用後は、汚れを拭き取ったり、専用ブラシで耳垢を取り除いたり、日常的にお手入れをして清潔に保つことが、長持ちさせるポイントです。

5.定期的にメンテナンスを受ける

日常的にお手入れをしていても、定期的にメンテナンスを受け、いつでも快適に使用できる状態を維持することが大切です。
数か月に1度、フィルターやチューブ、耳せんなどの消耗品を交換してもらうと効果は高まります。

補聴器を使うメリット

補聴器を使うことで多くのメリットが生まれます。代表的なメリットを2つ解説します。

会話の聞き取りがスムーズになる

補聴器を使用することで声が聞き取りやすくなるため、聞き返しが少なくなり、会話がスムーズにできます。
自分の声やテレビの音もよく聞こえるため、家族で過ごす時間が楽しくなるでしょう。難聴の人にとって難しい「騒音のなかでの会話」も対応可能な補聴器もあり、外出時の助けにもなります。

環境音を聞くことで危険を未然に防ぐ

補聴器を使用すると、身の回りの環境音も聞こえるようになります。 車のクラクションや踏切の遮断音など、危険を知らせる音が聞こえるので、危険を未然に防ぐことにも役立つでしょう。環境音が聞こえるようになれば、難聴を理由に諦めていたことにも、挑戦しようと思うきっかけの1つになりそうです。

補聴器を購入する前の注意点

補聴器の購入には注意すべき点があります。補聴器選びを失敗しないよう、充分に備えましょう。

補聴器を購入するお店選びは慎重に

難聴者の聞こえ方は1人ひとり異なるため、補聴器選びは慎重にしましょう。
補聴器の効果を発揮するには、自分の聴力に合わせて調整(フィッティング)することが必要です。最近では、スマートフォンを使って自分で調整(フィッティング)できる補聴器も登場しています。

専門知識のあるスタッフが対応してくれる販売店や、購入前にレンタルサービスをしている販売店を選ぶと安定です。購入時は1人で行かずに、家族や補聴器を使用したことがある人と行きましょう。

まとめ

補聴器は、難聴の人にとって欠かせない医療機器であることが分かりました。寿命は約5年ですが、1つの目安として覚えておきましょう。補聴器の購入は慎重に、自分に合うものを見つけることが大切です。

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執筆チーム名:Vibe 補聴器 ライターチーム
執筆者名:Y.Y

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